社☆ガール的 ゆるゆるめぐり

神話が息づく~美保神社の青柴垣神事~

こんにちは!カッピーです☆

度々記事で紹介している美保神社ですが、去る4月7日は美保神社の2大船神事の1つ、「青柴垣神事(あおふしがきしんじ)」が行われました。というわけで今回は、そちらの様子をレポートしつつご紹介しようと思います(^^♪


~そもそも「青柴垣神事」をざっくり説明すると~

『古事記』『日本書紀』に登場する「国譲り神話」にて、出雲国を天つ神の御子に譲ることを決断したコトシロヌシ神が、「天の逆手(むかいで)」を打って乗ってきた船を傾けて「青柴垣」へ変え、その中に身を隠した、という場面を再現したものです。神事では、身を隠した後、新たな神へとして再生・復活します。毎年4月7日に行われ、氏子が当屋制度で運営しています。

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4月7日、私が美保神社に到着したのは、午後2時ごろ。丁度「御解除(おけど)」が始まる所でした。

「御解除(おけど)」というのは、神事会所(手水舎の奥)で行われます。出雲国を天つ御子に譲ることを決断し、太陽の恵みの恩恵と共に生きることを誓う、という儀式で、一般の人は入れません(窓から何となく様子は見れます)。

仕方ないので、先に参拝を済ませ、のんびり時間を過ごすことに(^^♪

海には、既に2艘の船がありました。

また、この日は「七日えびす祭」の日!普段は公開されていない収蔵庫に納められている宝物数点が特別に公開されますよ☆この日は「青柴垣神事絵巻」が見れました。

この日しか授与されない蝶形の扇もいただきました♡


さてさて、そうこうしている内に3時を過ぎ、ぱらぱらとお船の方に行列の方たちが向かっていきます。と、にわかに霧が\(◎o◎)/!いよいよ幻想的な雰囲気になってきましたよ。

行列が乗り込んだ2艘は引き綱でゆっくりと沖に向かって繰り出していきました。中では神懸かりをした「当屋」が神として再生する儀式が行われているはずです。霧の中を進む船を見ていると、本当に雲の上の高天原へと行っているよう✨

しばらくすると船が戻ってきました。場面的には、ここは「高天原」です。お出迎えと道案内にアメノウズメノミコト(写真左)とサルタヒコノミコト(写真右)も登場します。

アメノウズメノミコトに迎えられ、行列は高天原の神殿に向かいます。高天原は雲の上にあるので、当屋は地面に足がついていません(3枚目の写真)

この後、神社で「奉幣の儀」と呼ばれる儀式が行われますが、私は用事があって最後まで見ることはできませんでした(´Д⊂ヽ後ろ髪をひかれつつ帰路へ。



いかがでしたでしょうか?青柴垣神事の1部だけでしたが、何となく雰囲気が伝わればなと思います(*^^*)もし、もっと気になる!という人は、是非来年の神事に行ってみてくださいね♪

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社☆ガール(神社ガールズ研究会)のメンバー有志による、ゆるブログです。 ゆるっと島根&鳥取、そして全国の神社について、神話についてなどを書いていきます。

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