たいへんたいへんお久しぶりになりました、サニーです。
前回の更新はいつだっけ・・・と見てみたところ、2月以来なので、もう半年近くたってしまってました(^^;)
さらに、去年の今頃はどうしてたっけ…と振り返ってみると、ちょうど夏越の大祓をアップしてますね。
ということは、ゆるゆるブログを始めて1年ちょっととなりました♪
最初のころに比べ、本当にゆるゆるの更新ですが、のんびりお付き合いいただけると嬉しいです♪
さてさて、現在は夏真っ盛り!!ですが、少し前に戻ります。
今年2017年の夏至は、6月21日でした。
1年で一番日の出が早いこの時期にだけ、加賀の潜戸の早朝クルージングが開催されます。
写真はちょうど1か月前、6月18日のものです。
新潜戸は、出雲国風土記の中で、佐太神社の大神(佐太大神)の誕生地と伝えられています。
佐太大神誕生のとき、母神であるキサカヒメノミコトが、大切にしていた弓矢が波にさらわれ流されてしまい、「失せた弓矢よ出てこい」と祈願されたところ、金の弓矢が流れて出てきました。
そこで、「暗き窟かな」と申されて金の弓矢で岸壁を射通されました。
射通された先から光が差し込んで洞窟が光り輝いたため「ああ、かかやけり」とおっしゃったのが、加賀の地名の由来になります。
夏至の朝日が差し込むとき、神話の風景のように洞窟が光り輝くため、毎年この時期に早朝クルージングが開催されるのですが・・・
明らかに曇りや雨模様の日、風の強い日は欠航するため、まず早朝に船に乗れることが貴重、光り輝くシーンに巡り合うのはさらに「超レア」です。
ちなみに船頭さんに伺ったところ、この8年間で「輝ける洞窟」を見ることができたのはわずか3回とのこと。
今年も4回の出航予定でしたが、実際に船が出たのは2回のみ。
本当に貴重な経験ですね。
この日は、雲が多い天気ながらも「朝日が見えるかも」ということで、出航しました。
出航時間は4時45分。
まだ薄暗いなか、マリンプラザしまねから出発です。
まだ肌寒い中、船頭さんのお話を聞きながら船は快調に進みます。
あっという間に新潜戸に。
潜戸鼻灯台の麓には、朝5時という早朝にもかかわらず、既にたくさんの釣り人の皆さんがいらっしゃってビックリ。
潜戸付近は、絶好の釣りスポットのようですね。
今回の一番目的、「朝日の差し込む潜戸」は、残念ながら見ることはできませんでしたが、潜戸洞窟の景色は荘厳さを感じます。
はるか昔から続く景色なのでしょう。
洞窟の中には、白木の鳥居があります。
この鳥居が建つ平らな岩は「誕生岩」と呼ばれ、キサカヒメノミコトをお祀りした潜戸大神宮のあった場所といわれています。
早朝の心地よい風の中、半島の美しい景色を眺めながらのクルージング。
海水もエメラルドグリーンに透き通っていました。新潜戸の周囲は様々な岩がそびえ立っています。
まずは神話の舞台でもある「的島」。
キサカイヒメノミコトが金の弓矢を射通された時、勢い余ってこの島にも穴が開き、成長された佐太大神がこの穴を的にして弓の稽古をされたといわれています。
そのほかにも、烏帽子の形に見える「冠島」。
まさに象のような姿の「象岩」。
そのほかにも、賽の河原のある鎮魂の地「旧潜戸」など、潜戸の地には様々な風景、そして歴史が眠っています。
過去に思いをはせるうちに、すっかり辺りは明るくなってきました。
帰りの道中で、ようやく太陽も顔を出してきました。
1時間ほどのクルージングでしたが、時間の移り変わりの中で様々な顔を見せる潜戸の地に、参加者一同魅了されっぱなしでした。
来年もぜひ訪れたい、そしていつか輝ける潜戸の景色を見たい、そう思った1日の始まりでした。
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